第六看護|PICU
特徴
PICUは(Pediatric Intensive Care Unit)の頭文字をとってPICUと呼びます。大きな手術の後や、急な病気やけがで全身の状態が悪くなるなど、重症度が高く全身管理を必要とするお子さんが入院するところです。特にECMO(体外式膜型人工肺)やVAD(補助人工心臓装置)を装着する必要のあるお子さんや、新型コロナウィルス感染症を含む重症感染症を患ったお子さんの搬送されてくる場所になります。さらに、私たちは愛知県内の重症なお子さんだけではなく他県の病院へも、当センターの救急車や、時にはヘリコプター使用してお迎えに行き、お迎え先の病院から集中治療を開始しながら搬送することもあります。

看護として大切にしていること
診療体制としては、小児特定集中治療室管理料の施設基準を満たしており、濃厚な看護体制に加えて24時間体制で小児集中治療科医が診察にあたっています。高度なケアを必要とするお子さんの将来を考え後遺症を残さないように、日々知識やスキルをアップデートし、チームでシミュレーションなどの訓練も行いながら治療、看護に取り組んでいます。臓器提供拠点施設として臓器提供を選択されたお子さんやご家族のケアも実施しています。
私たちは高度医療を支える看護だけでなく、お子さんの成長・発達やこころのケアも大切に考えています。PICUではご家族の付き添いはご遠慮頂いているため、お子さんが不安や寂しさを感じることもあります。保育士と連携し遊びなどを通してお子さんの頑張りを支え、持っている力を最大限発揮できるように関わっています。
さらに、お子さんやご家族が将来を見据え適切な医療を選択し受けることができるように、多職種で連携し子どもやご家族の想いに寄り添った支援を行っています。


