診療科のご案内
小児心臓病センター
小児心臓病センターの特徴
先天性心疾患診療の両輪ともいえる、小児循環器科と心臓血管外科がひとつに結合し、小児心臓病センターとして活動しています。
心疾患の診療内容は多岐にわたります。症状を把握して、検査から診断、治療へと進みます。小児の場合、どんなふうに具合が悪いのかうまく説明できないことがありますし、ましてや、生まれてくる前の胎児では言わずもがなです。検査には、レントゲン、心電図から、心エコーや心臓カテーテル検査など高度な技術を駆使するものまでさまざまな検査があります。これらを総合して診断から治療に繋げてゆきます。治療はお薬によるものだけではありません。カテーテルを用いた治療もあれば、人工心肺を使用して心臓を止めて行う手術もあります。これらを一人で、一つの科だけで行うのには限界があります。わたしたちは、小児循環器科と心臓血管外科が、つまり小児の心疾患治療における内科系と外科系のエキスパートが集結し、一致団結して治療に取り組むことで、最高の医療をお届けします。
このような背景から、わたしたちは発足当初から循環器科部として活動してきました。そうしたなか、さらに連合を強化するために、2019年に小児心臓病センターとして新たな門出を迎えました。小児心臓病センターとなったことで、内科治療、外科治療の垣根を超えて、最適な治療をお届けします。

小児心臓病センター運営方針
- 心臓・循環器疾患だけでなく、お子さんの全身状態を把握し、適切な治療を提供してゆきます。
- 小児循環器科・心臓血管外科が互いに協力し、診断から治療、その後のフォローアップを行なってゆきます。
- 新生児科、麻酔科、集中治療科、ICT、臨床工学担当、看護部、臨床検査科、放射線検査科をはじめ、院内各部門と共同して治療を進めます。
- わかりやすい説明を心がけ、十分にご理解を頂いた上で治療を行います。
- お子さんの気持ち、精神面にも配慮した医療を心がけています。
受診される患者さんへ
お子さんに心疾患があるかもしれない・・・そう言われたときの驚きと戸惑い。そして、不安。
わたしたちは、お子さんはもとより、お父さんお母さんのそうした気持ちにも寄り添い、診療を進めてゆきます。どうぞ安心してご相談ください。
医療関係者の方へ
小児循環器科と心臓血管外科は共同して診療を進めてゆきます。まずは小児循環器科が窓口となって、症例のご相談に応じております。ひょっとして違っているかもしれないけれど、とか、念の為専門家にも診てもらおう、のようなご相談も、どうぞお声かけください。
診療科紹介
診療科からのお知らせ
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お知らせ 2025.02.07
一般社団法人 National Clinical Database(NCD)の手術・治療情報データベース事業に参加しています
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イベント 2025.02.07
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採用 2025.02.07