泣きむし赤ちゃんとの上手なつきあい方
新米お父さんとお母さん、ぜひ一緒に読んでください!
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泣き声は、赤ちゃんからのメッセージ
子どもを育てるということは、本当に大変なことです。
とくに初めての場合は、わからないことだらけで、不安と 緊張の毎日かもしれません。
1日の間で、赤ちゃんは、まったなしによく泣きます。
泣くことは、赤ちゃんにとって唯一の自己表現の手段なのです。
「おなかがすいたよ」「オムツが汚れて気持ち悪いよ」「ねえ、だっこして」 「ねむいよ」「汗をかいて気持ち悪い」「大きな音でびっくりしちゃった」「痛いよ」など、周りの人に自分の気持ちをわかってもらいたいのです。
それ以外に、夕方になるとグズグズ泣く原因不明の泣きもあります。 -
あせらず、あわてず、ゆっくりと
赤ちゃんが泣き止まない時に、お父さんやお母さんが自分を見失ってしまうことがあります。
うろたえたり、悲しくなったり、怒りを覚えたりすることは、誰にでもあることです。
しかし、子どもに対してその感情をぶつけてはいけません。
赤ちゃんにもそれが伝わってますます激しく泣いてしまうことになります。
そんな時は、まず自分の心を落ち着かせましょう。泣き声は、赤ちゃんのメッセージであることを思い出してください。赤ちゃんが何を言おうとしているのか、耳を傾けましょう。赤ちゃんがどんな動きをしているか、身体はどんな状態か、周囲の環境はどんな状況か、観察しましょう。
そして、それらに生活パターンを照らし合わせ、今は何をするときなのか総合して考えてみましょう。 -
赤ちゃんは揺さぶっても泣き止みません
泣き続ける赤ちゃんにカッとなって揺さぶったりする一瞬の行為が、取り返しのつかない事態を招いてしまいます。あやすつもりで激しく揺さぶったり、激しく「高い、高い」をすることも危険であることを、忘れないでください。
赤ちゃんを揺さぶった場合に生じる外傷を「揺さぶられっ子症候群」といいます。
揺さぶられた子どもは、健康に育たない場合があります。
一生続く後遺症(失明・聴力障害・頭蓋内出血・運動麻痺・脳障害)を残す場合があります。
死亡する場合さえあります。特に2歳以下は危険です。 -
泣いている子をなだめる方法
お乳をあげたり、オムツを交換しても泣き止まない場合は、抱っこしてあやしてみましょう。
「よしよし、どうしたの?」とやさしく話しかけたり、子守唄を歌ってみたり、ゆっくり室内をあるいてみましょう。外への散歩や車でのドライブが効果的なこともあります。 -
自分の冷静さを保つ方法
ゆっくりと深呼吸を3回しましょう。心が落ち着くまで数を数えてみても良いでしょう。
それでもだめなら、子どもの安全を確保して(ベット柵をつける、危険な物を遠ざける等)しばらく隣の部屋で落ち着きを取り戻す、または、家族や友人に援助を求め、子どもの相手をしてもらうよう頼んでみましょう。
何をしても泣き止まない場合、医学的対応が必要な場合もありますので、相談機関に電話しましょう。 -
日常生活の中でストレスを貯めない方法
- 感情を分かち合う:信頼のおける人とお互いの愚痴を語り合う(井戸端会議など)
- 毎日少しでも自分が楽しめる時間を持つ:散歩、読書、音楽を聞く等
- 規則正しい日常生活をする:休息や栄養の確保
- 育児教室や地域活動に参加する:育児に関する情報を得たり、援助が必要な場合、協力しあう。
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どうしたらよいのかわからなくなってしまったら
一人で悩まず、相談しましょう
- 各市町村の保健所・保健センター・子育て支援センターの育児相談窓または各医療機関
- あいち小児保健医療総合センター:時間外電話相談
- 火から土曜日(外来休診日を除く)午後5時から午後9時まで
- 育児もしもしキャッチ 専用電話 0562-43-0555