特徴
病気やケガなどにより命が危険な状態にある子どもたちに対して、人工呼吸器などの様々な医療機器を用いた濃厚な治療や看護を集学的に行う場が集中治療室(ICU)です。ICUへは、心臓血管外科などの術後・救急外来や病棟からの重症例、また、他院からの転院の子どもたちが入室します。濃厚な看護体制に加えて、24時間体制で小児集中治療医が診察にあたる形態をとり、各専門診療科やメディカルスタッフと連携してチーム医療を提供しています。日本で数少ない、小児特定集中治療管理料 施設基準を満たすICUとなっています。
療養環境
子どもや家族、スタッフのストレス軽減のため、モニターの音も最小限にするよう配慮しています。また、3階のテーマである「そら」をモチーフに、壁には空を中心とした装飾、スク–リーンは虹色としています。
看護
重症度の高い子供たちに対し、一日も早い回復を願い看護ケアを実施しています。また、痛みや苦痛の緩和も集中治療医と協働し取り組んでいます。
対象は成長・発達をし続けている小児です。回復の援助だけでなく、できるだけ発達を妨げない様な援助をできるように努めています。
医師と連携し、積極的にシミュレーション教育も実施しています。