業務内容
医師の指示のもとに次のような業務をおこなっています。
- 1.視力をはじめとする小児の専門的な視機能検査をおこなっています。
- 2.斜視や弱視に対する視能訓練をおこなっています。
- 3.視覚障害(ロービジョン)の方に補助具などの選定や指導をおこなっています。
- 4.視機能に関するご相談をお受けしています。
主な対象疾患
屈折異常 | 網膜にピントの合った像が結ばない状態をいいます。特に強い遠視や乱視があると、網膜に鮮明な像が結ばず視力の発達が遅れてしまいます。 |
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・遠視 ・遠視性乱視 ・近視 ・近視性乱視 ・混合乱視 |
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斜視 |
ものを見ている時にどちらか一方の目が見ているものの方に向かわず、ずれているものをいいます。 |
・内斜視 ・外斜視 ・上斜視 |
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弱視 |
乳幼児期の視覚の発達を妨げるなんらかの原因によって視力の発達が遅れた状態です。 |
・斜視弱視 ・屈折異常性弱視 ・不同視弱視 |
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その他、乳児期から小児期における重大な眼疾患に対して、さまざまな視機能検査を行っています。 |
部門運営の方向性
お子様の年齢や発達に応じた適切な検査を行うことにより信頼度の高い結果をだし、疾患の診断と治療に結びつけます。
医師や看護師と協力をして全ての受診者の方に満足していただける外来づくりをめざしています。
部門の特徴
- 乳幼児や障害のある方も年齢や状態に応じた視機能検査ができます。
応答や指示に従うことが困難である乳幼児や知的障害などを合併している方の視機能評価や治療が可能であり、他の医療機関からも依頼を受けています。 - 最も多い疾患は弱視や斜視です。
県下で弱視や斜視の受診者が最も多い医療機関です。乳幼児期に弱視や斜視の治療を始め、小学校入学時には治療を終了することを目標としています。 - 視能訓練科では、保健師を対象にした視覚健診講習会の講師を務めるなど地域と協力・連携した技術援助をおこなうことで、視覚健診時に検出された異常疑い児の早期発見、早期治療に努めています。
- 視覚障害のある方への援助ができます。
視覚障害のある方が保有視覚を活用し、よりよい生活ができるように補助具の選定・指導や情報提供をおこなっています。